2024年02月12日

い草の聖地、熊本八代へ。

こんにちは。
(有)松葉製畳の2代目、松葉清幸です。

2月9日から2月11日の3日間に渡りい草の聖地、熊本県八代にて
産地問屋さん主催の研修に参加して来ました。

産地に通うよりになり8年、途中コロナ禍で行けない時期がありましたので今回で6度目の訪問です。




8年前初めて訪問した時の飛行機便は9時40分発でしたが、何故だか毎回毎回早くなって何と今回の始発便は7時10分!
流石に高山市からだと早朝(深夜?)に家を出発しなきゃいけないので、今回は初めて前乗りで名古屋空港近くに宿泊。
余計な出費でした…。


今回の研修はい草を畳表に織り上げる製織体験と、品評会見学。
品評会とは毎年一度、産地八代においてい草農家さんが織り上げた畳表を審査し、順位を付け発表する審査会です。


今まで品評会は10月に行われていましたが、今回は初めて2月に品評会が行われ、それに合わせて色々な畳団体主催の勉強会が産地八代で行われました。

その影響で八代は全国から集まった畳屋さんだらけ!
ホテルでも夜の街でも久しぶりに会う畳屋さんや、SNSでは繋がっていたけど初めてお会いした畳屋さんと近況報告出来ました。
本当に熱心な畳屋さんが沢山いて頼もしく感じます。


今回、製織体験をさせて頂いたのは私が絶対的な信頼を持っている素晴らしい畳表を作られているい草農家の上本さん。

上本さんのところへは今回で4回目の訪問になりますが、上本さんのところで製織体験は初めてです。








畳表に織り上げるまでに気の遠くなるような手順を経て畳表が織り上がり、その後も丁寧な仕上げや保管を経て私達畳屋に届きます。

この工程を知り自ら体験することで熊本産畳表がいかに価値あるものであるかを実感することが出来るのだと思います。

今回の研修では私の子供達と同世代、20代の若い世代の畳屋さんも何人か参加していました。
真っ直ぐな目で真剣に研修に取り組む姿に胸が熱くなると同時にとても頼もしく感じました。
研修の合間に若い畳屋さんと色々な話をしました。
初めて産地を訪問したとのことでしたが皆さん「産地に来て本当に良かった」、「めちゃくちゃ刺激を受けて熊本産畳表に対する愛着が増した」と話されていました。

このような若い畳屋さんが胸を張って、前を向いて行ける業界になるように我々世代ももっと頑張ろうと痛感しました。












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Posted by まっつ at 13:50│Comments(0)
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